3月3日は雛祭り。
桃の節句としても知られ、女の子の成長を祈るお祭りです。
雛祭りの過ごし方は地域や年代によっても様々ですが、
主に、室内で雛飾りを眺めたりしながら、
食事や歓談をして過ごすのが一般的のようです。
特に雛飾りについては、年々簡素化されており、
そもそも設置をしないという家庭も増えているようです。
ですが伝統行事の体験も立派な社会勉強!
自立援助ホームは同年代の子供たちが生活をしています。せっかく子どもがたくさんいるなら、やらない手はありません。
雛飾りの組み立てからやってもらいます。
どちらも立派な七段飾り!
さぞかし組み立てるのも大変だったことでしょう…。
雛祭りの童謡に出てくる名前などは知っていても、
その言葉の意味や内容までは知らないことの方が多く…
「お内裏様は右?左?」
「五人囃子はどこに置くの?」
「雪洞ってどれのこと?」
毎年やっている子は知っています。
今年初めてやる子は分かりません。
自分たちで調べながら、
あーでもないこーでもないを繰り返しながら、(時折職員たちもお手伝いをしながら)、きちんと完成させることができました。
雛祭りを迎えるのが今からとても楽しみですね。
こうした伝統行事は実際に体験することで初めて、
次の世代へと引き継ぐことができます。
それを子供たちが、また次の世代へ引き継ぐかどうかは、子どもたち次第。
大事なのは知っておくこと。
知っていれば、それを次の世代に引き継ぐかどうかの選択肢が作られます。
選択肢は多い方が人生はきっと豊かになります。
今回の体験を通して、それら伝統行事の持つ「歴史」と「苦労」を、肌で感じることができたのではないでしょうか?
(先人たちも同じように雛飾りの組み立てに苦労したかどうかはわかりませんが…)
兎にも角にも、皆さんお疲れ様でした!